井堂雅夫オフィシャルブログ
京都の木版画家「井堂雅夫」がつづる日々雑感、創作日記
木版画 嵐山雪花
井堂雅夫・画
2011年12月31日土曜日
本年はありがとうございました。
こんにちは井堂雅夫です。
今年もあと一日となりました。
今年は日本にとっても大変な年になりましたが、その自然災害によって私たち一人一人が自分自身の存在と生きている意味を問いかけられていると強く感じました。
来年に向けて私は創り手としての役割をいかに果たして行くかを真剣に考え、そしてそれを使命として創作活動に精進してゆく覚悟です。
よいお年をお迎えください。
そして来年もよろしくお願いします!
東日本復興に祈りを込めて 井堂雅夫・画 水彩散華 陸前高田一本松
2011年12月20日火曜日
お久しぶりです!
お久しぶりです、井堂雅夫です。
今月12日から15日まで、岩手に帰ってました。
四年前までは、月に一度は岩手花巻に帰ってましたが、現在は京都での仕事を中心としている為、花巻に行くのも年4回くらいになっています。
今回は
雨ニモマケズ・散華・世界遺産平泉
の木版画制作の取り組みの為と、来年3月8日から開催の
川徳デパート
での個展の打ち合わせ等々、忙しい旅でしたが、13日には毎年取り組んでいる
花巻市立宮野目中学
の1年生2クラスの木版画の授業を見る事が出来ました。
各クラスの班ごとに協力しながらの共同制作です。
2月の完成を目指し、
花巻空港ロビーで発表
されます。
子供達の版画に取り組む姿は、私にとっても大変嬉しく楽しい時間ですが、なかなか花巻に来れず、その間私の変わりに版画を指導してくれる
菅原優美
さんのおかげで毎年続けられています!
感謝!!
2011年11月25日金曜日
雨ニモマケズ
11月16日、京都の龍谷大学においての催し
宮沢賢治の死
生観「雨ニモマケズ」
に出席の為、宮沢賢治氏のお孫さんである
宮沢和樹
さんが京都を訪れられました。
私と和樹さんの出会いは18年前、賢治さんの弟にあたる清六先生がまだお元気な頃、私が花巻にアトリエを開き花巻市の宮沢賢治生誕100年事業で賢治さんの描いた水彩画「日輪と山」を木版画制作させて頂いた頃からのお知り合いで、これまでご家族共にお世話になった方であり、良い友人となりました。
花巻で、京都で、機会あるごとに交友させて頂いております。
和樹さんは物静かさの中に強い信念を持っておられる魅力的な方です。
今回賢治の手帳に書かれた「雨ニモマケズ」の作品を木版画で制作することでの打ち合わせも含め私のギャラリーに来廊して頂きました。
わたしと違い背も高く男前です。
また、皆様が岩手花巻に行く事があれば、ぜひ花巻一の美味しいコーヒーが飲める、和樹さんの
林風舎
にお立ち寄りくださいね。
宮沢賢治の死生観
~雨ニモマケズ~
第一期:2011年11月15日(火)~12月22日(木)
(土日祝日は休館)
第二期:2012年1月10日(火)~2月10日(金)
(土日祝日は休館)
*ただし2011年12月10日(土)および、2012年1月22日(日)の2日間は開館
開館時間:10:00~16:00
会場:
龍谷大学
深草学舎 至心館2階 パドマ館
2011年11月8日火曜日
ゆとりろ京都
こんにちは、井堂雅夫です。
私は作家活動の一環として、NPO法人
京都もの創り作家の会
の理事長をしています。
京都の作家を中心に伝統産業の活性化を目指し、私が呼びかけNPOとして立ち上げ、
これまで色々な取り組みをしてきました。
今月15日~20日まで
ゆとりろ京都
を開催します。
室町から江戸時代の小袖の文様を、現代のファッション、インテリア、小物などの
生活空間に溶け込ませた作品を皆様に提案します。
今回は久しぶりの発表です、ぜひご来場の上お楽しみ頂けたらと思います。
ゆとりろ京都
~古典が今、新しい~
今、人々に求められている「ゆとり」と京の「ろうじ」に息づく伝統の奥深さと進取の気性をコンセプトに、版画家・染色家の井堂雅夫がプロデュース。京のもの創り作家や職人がコラボレーションし、和テイストのある生活関連GOODSを開発しました。
会期 11月15日(火)~20日(日)
11:00~18:00(最終日17:00まで)
※初日は6時よりオープニングパーティーを行います。
ぜひご参加下さい。
会場
生活あーと空間
ぱるあーと
京都市上京区西洞院通丸太町一筋上る
tel 075-231-5479
・市バス「府庁前」下車 徒歩3分
・地下鉄烏丸線「丸太町」下車 徒歩7分
※駐車場はございません
赤岡 衛:手描染め・バーニングアート 井堂雅夫:木版画・染色
岩滝絵美子:額装 大仲翠月:陶漆芸
桶本忠弘:金属工芸 古我忠久:家紋アート
古橋京炎:京画 瀬戸 隆:染織
副島三津子:ファッションデザイン 原田秀隆:手描染
山口 久:北山杉工芸 板原和之:写真(事務局)
2011年10月29日土曜日
京都・きぬかけの路ぶらり旅
こんにちは、井堂雅夫です。
今月の21日と27日、京都ホテルオークラさんの
「京都・きぬかけの路ぶらり旅」
という企画で、観光客43名の方々に私のギャラリーとアトリエを見学して頂きました。
最近では京都を訪ね観光地を回るだけではなく、京都のもの創り文化に触れられる機会を望む方が増え、それを紹介していくというホテル側の企画は、私にとっても多くの方々に木版画を紹介する機会であり大変ありがたく思います。
今後も積極的に対応していきたいと思います!
木版画が出来るまでの手作りの工程、白黒一色摺り体験も喜んで頂きました。
一色摺り体験はギャラリーでいつでも体験してもらえますので、ぜひ皆さんもギャラリーに遊びにきてください!
2011年10月22日土曜日
展覧会にご来場ありがとうございました!
こんにちは井堂雅夫です。
京都での個展も無事終了し、今年5月に亡くなった兄との決め事もこの個展でひとつの区切りとなりました。
なんとなく淋しさを感じる今日この頃ですが、兄が残してくれた沢山の想いや夢に向かっての新スタートとして、こころ新たに精進行きたいと思います。
個展が終わってからは
すぐ次の創作に取り掛かっています。
飲み会も続き少しバテ気味ですが、がんばっていきます!!
2011年10月6日木曜日
井堂雅夫の世界と雅堂会の仲間展
こんにちは、井堂雅夫
です。
今僕は、10月11日から始まる個展の準備に入っています。
今回は久しぶりの京都での開催で、
雅堂会
と私の合同展になります。
雅堂会とは、僕が版画教室を始めてから26年続いている版画同好会です。
京都寺町
ギャリエヤマシタ
さんの一階と二階を使用し、一階は私の作品、二階が雅堂会の会員23名の木版画作品です。
一階での僕の展示は新作木版画をはじめ、普段はあまり出す事のないちりめんの絹をキャンバスに描く風景、宮沢賢治シリーズなどの心象風景、水彩などのタブローが中心になります。
その他の目玉は
京都百景特別版 歳時記十景
の発表、そして以前の日記でも触れた震災支援活動作品、
散華版 京都十景
の原画展示などです。
画業40年、井堂雅夫の世界
をお楽しみ頂けたらと思います。
また二階では、
一色摺り体験
もして頂きます。
ぜひ、ご参加ください!
井堂雅夫の世界と雅堂会の仲間展
・会期 2011年10月11日(火)~16日(日)
午前11時~午後6時 最終日は午後4時終了
・会場 ギャリエヤマシタ1号館1F・2F
(アートフレーム ヤマシタ 5軒北)
℡075-231-6505(事務所)
075-212-7251(1号館2階画廊内)
1F 井堂雅夫の世界展
日本の伝統文化を守り、伝承していく事を命題に掲げ、京都の風景を中心に描き続けてきた井堂雅夫は来年画業40周年を迎えます。展覧会では木版画の新作と肉筆画を皆様にご覧いただけます。
2F 雅堂会木版画展
26年前木版画を愛する方々が集まって発足した雅堂会は、現在でも精力的に作品を発表しております。今回、はじめての合同開催となります。木版画の力作をお楽しみください。
11日(火)午後6時より作家 井堂雅夫を囲んでのささやかなパーティーをおこないます。
是非、ご体験ください。
亀屋良永
■
上原永山堂
■
OMNIGOD 京都寺町 1F
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‥‥‥
ローレルコート
寺町御池
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歩 HAND CRAFT
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竹苞書楼
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ブティック・エンマ
■
小松屋
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ギャラリー カト
■
コイズミ楽器店
■
鳩居堂
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レスキュースクワッド
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京電商会
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桂月堂
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ガクブチのヤマモト・西店
■
其中堂
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ハタノ洋服店
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ギャリエヤマシタ
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スマート珈琲店
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バルール
1F
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‥‥‥
タニビル
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トリヤマスポーツ
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ギャラリーヒルゲート
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アート&フレーム ヤマシタ
■
ヨガスタジオTAMISA 3F
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ゴールデントライアングル 1F
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ゴールドスリータナカ BF
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‥‥‥
北原ビル
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合掌堂
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京・BULAN
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ルピシア(世界のお茶)
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直曾・撰
■
かに道楽
■
京屋スポーツ
■
かに道楽 三条店
■
■
京都中央信用金庫御池ビル
■
本能寺
■
稲子眼鏡
■
梅安ビル
‥‥‥
■
1F
■
2F
アノーカ
■
ヘアーサロンニシ
■
オプトギャラリー
■
ギャラリー きむら
■
メンズウジモト
■
上島珈琲店
■
龍昇堂
■
テーラー六時屋
■
鳩居堂製造工房
■
好栄堂(カタマチ工営)
■
三ツ星美容室
■
文栄堂
■
藤野文祥堂書店
■
ガクブチのヤマモト
■
及川歯科
■
田丸印房
■
中井・京のふる里
■
TOP to TOP 京都寺町店
■
天性寺
■
宝林ビル
‥‥
■
1F~3F
ストアデポ三条寺町店
■
4F
アルファブレインズ
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とり市(工房)
■
大芳・よろず企画
(組合事務所)
‥
■
1F
r りん
■
とり市老舗
■
生そば 常盤
■
矢田寺
■
五条署三条寺町派出所
2011年10月3日月曜日
秋らしくなりました。
お久しぶりです、井堂雅夫です。
僕は用事のない時には、朝夕の犬の散歩を欠かしません。
朝は7時に起床して、我が家の愛犬と毎日コースを変えながらの散歩です。
一
日中座って描く生活なので、朝夕の散歩は僕にとっても大切な運動の機会であり、気分転換にもなります。
この頃は急に秋らしくなり、公園のいちょうの葉も色づき始めました・・・。
季節の移り変わりは僕のインスピレーションをかきたて、創作へと導いてくれます。
雨の日の散歩は少し嫌になりますが、犬のほうはお構いなしで張り切っています。
そんな姿にも
元気
をもらっている毎日です!
2011年9月26日月曜日
創作日記
こんにちは、井堂雅夫です。
今回は前々回の日記で書いた、被災地
陸前高田の
一本松
について少しお話しさせていただきます。
一本松とは、岩手県陸前高田市の景勝地、高田松原で震災の被害から唯一残った
奇跡の木
であり、被災者の方々にとって希望の象徴となっていると言われる松の木です。
京都に帰った僕は、現地で描いた一本松のスケッチを眺め、岩手県出身の創り手である僕に何が出来るのかという想いから、復興への願いそして鎮魂の意味をこめて
散華
(蓮の花びら形)に一本松を描きました。
現在、京の風景や寺社なども散華に描いており、10月の展覧会にてその一部を出展するつもりでいます。
そしてやはり木版画家として、それらを版画にしたいと思っています。
僕にはまだまだやるべき事、やりたい事があります!
使命感と描く事の喜びを感じながらの・・・創作の日々です。
2011年9月23日金曜日
お彼岸、いかがお過ごしですか?
こんにちは、井堂雅夫です。
昨日、
京都もの創り作家の会
の仲間の集りがあり、久しぶりの飲み会となりました。
時間も年齢も忘れ、楽しい時を過ごしました。
長い間休日をとっていない仕事人間の僕が、今日は休日と決め自宅でゆっくりしようと思いましたが、結局15時頃アトリエに・・・・
連休などとは無縁の仕事人間の僕ですが、描く事が好きな僕は、心から
幸せ者
だと思うのです。
2011年9月21日水曜日
岩手より帰ってきました!
こんにちは
井堂雅夫
です。
一昨日に岩手から帰ってきました。
岩手県の平泉が
世界遺産
になった事で、
毛越寺
と
中尊寺
に私の作品を奉納させていただきました。
そして被災地である陸前高田に行き、一本松をスケッチしてきました。
現地はテレビなどで見るよりもずっと凄まじく、衝撃を受けました。
私に何が出来るだろう・・・・。
そう自分に問いながら、一本松を描きました。
2011年9月20日火曜日
ブログ始めました。
こんにちは井堂雅夫です。
先
日、雅堂のスタッフから、僕のファンだという方々や応援してくださっている方々が、自身のブログなどで井堂雅夫について語っていただいているという事を聞き、拝見させていただきました。
皆さんのお言葉は、僕の作家活動の糧となり、パワーとなります!いつもありがとうございます。
そんなこともあり、僕の日常や作家活動をファンの皆さんに知っていただきたいと思いブログを始めさ
せていただく事になりました。
これからよろしくお願いします!
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